大阪の夏、2階が暑くて眠れない夜に気づいた「塗装工事」という選択肢

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夏の盛り、午後2時を過ぎたころの大阪というのは、もはや「暑い」という言葉では追いつかない。アスファルトから立ちのぼる熱気が足元からじわじわと這い上がってきて、室内にいても窓の外から熱が染み込んでくるような感覚がある。エアコンをつけていても、2階の寝室だけはどうにも冷えない。そういう経験をしたことがある人は、少なくないはずだ。

実は、その「2階の暑さ」の原因の多くは、屋根にある。
太陽光に含まれる近赤外線が屋根や外壁を熱くする主な原因となっており、通常の塗料は太陽光を吸収しやすいため、屋根に熱がこもりやすい。
つまり、屋根そのものが巨大な熱源になっているわけで、いくらエアコンを稼働させても根本的な解決にはならない。

そこで近年、注目を集めているのが屋根遮熱塗装だ。
屋根塗装における遮熱塗料の採用率は約34.2%、つまり屋根塗装の約3件に1件が遮熱塗料を採用しているというデータがある。
「2階が暑くなりやすい」という悩みを抱える家庭を中心に、大阪をはじめ全国で急速に広まっている選択肢だ。

ここで少し、個人的な話をしてもいいだろうか。子どもの頃、実家の2階で夏休みの宿題をやっていると、天井がじりじりと熱を持ち始め、ノートの上に汗がぽたりと落ちた。母が「屋根が古いから」と言っていたのを今でも覚えている。当時はそれが塗装と関係があるなんて思いもしなかった。あの夏の、鉛筆の芯が湿気で滑る感触が、なぜかいまも手に残っている。

塗装工事というのは、見た目を整えるだけのものだと思われがちだが、実際にはもっと深いところに機能がある。外壁や屋根は、雨・紫外線・温度変化にさらされ続ける建物の「皮膚」のようなものだ。その皮膚が傷めば、内部の構造にまで影響が及ぶ。だからこそ、定期的なメンテナンスとしての塗装工事は、建物の寿命を延ばすうえで欠かせない。

では、どうやって施工会社を選べばいいのか。ここが、多くの人が不安に思う部分だろう。

遮熱塗料は、外壁材・屋根材との相性、耐用年数、色、汚れにくさ、見積価格まで比較して選ぶことが大切だ。
そして塗料だけでなく、
下地の状態、施工会社の技術、下塗り材、保証内容も仕上がりや耐久性に影響する。
つまり「安ければいい」という発想は、長い目で見ると損になることが多い。

「なぜこの塗料を勧めるのか」を明確に説明してくれる業者に相談することが重要で、塗料のグレードだけでなく、施工技術と誠実さが仕上がりを左右する。
見積書をもらったとき、金額だけを見るのではなく、「なぜその塗料なのか」「工程はどうなっているのか」を丁寧に説明してくれる会社かどうかを確認してほしい。

架空の話ではあるが、知人が「ナカムラペイント工房」という地元の塗装店に依頼したとき、担当者が屋根の上に登って写真を撮り、「ここの部分が特に傷んでいます」とその場で見せてくれたという。金額は他社より少し高かったが、「この説明の丁寧さにお金を払う価値がある」と感じたそうだ。そして工事後の夏、2階の寝室で「あれ、今年涼しくない?」と気づいたとき、思わず担当者に電話してしまったらしい。担当者は「それは喜ばしいのですが、もう少し涼しくなってからご連絡ください」と笑って答えたとか。

適正な塗装工事には、適正な価格がある。それは決して高すぎるわけではなく、建物を守るための正当なコストだ。
耐用年数が長いほど1年あたりのコストは下がるため、「初期費用」と「トータルコスト」の両面で検討することが重要だ。

大阪の夏はこれからも続く。屋根遮熱塗装という選択が、あの蒸し暑い2階の空気を変えてくれるかもしれない。塗装工事は、暮らしの快適さを取り戻すための、静かで確かな一手だ。
#外壁塗装

組織名:株式会社下井建装 / 役職名:代表取締役社長 / 執筆者名:下井伸英

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